令和8年度 労働安全衛生講習会の報告

日 時 : 2026年8月7日(金)

会 場 : 福島市 コラッセふくしま

(4階多目的ホール)

主 催 : (一社)福島県さく井技術協会

共 催 : (一社)福島県地質調査業協会

 

去る8月7日に令和8年度 労働安全衛生講習会を開催しました。当協会は共催という立場の枠で参加しましたが、両協会の正会員企業から総勢47名が参加しました。当日のプログラムは下記のとおり。

司会:(一社)福島県さく井技術協会 理事 丹治 安則

時 間

内 容

担当および講演者等

13:30~

受 付

各協会 総務委員ほか
14:00~14:05

開会の挨拶

(一社)福島県さく井技術協会

会長 佐藤 正基

14:05~15:05 講演1

『熱中症対策の強化と改正安全衛生法令について』

福島労働局

労働基準部 健康安全課

大内 香奈 氏

休 憩

15:15~16:15 講演2

『ツキノワグマと上手に付き合うには』

福島県環境アドバイザー・福島県野生動植物保護アドバイザーNPO法人 野鳥の会ふくしま

理事長 弦間 一郎 氏

16:15~16:20

閉会の挨拶

(一社)福島県地質調査業協会

会長 三本杉 裕

 

講演1は、『熱中症対策の強化と改正安全衛生法令について』でした。前年度に続き2回目の講師を担当してくれた福島労働局の大内香奈氏より講演を頂きました。

講演は熱中症対策の強化がメインでしたが、近年、世界中に猛威を振るう地球温暖化の影響により、現場を担当する技術者でなくても、夏季における生活環境では何かしら対策を講じないと身を危険にさらされる時代です。生活を通じて誰もが当事者であると実感させられる、とても参考になった講話でした。

熱中症は、管理体制・作業環境管理・健康管理・労働衛生教育などの項目別に、一人ひとりが十分理解して徹底管理することが重要です。具体的な対策としては、暑熱順化、作業時間の短縮、服装による身体冷却、作業中の巡視、プレクーリング、水分・塩分の摂取など、業種や作業別で柔軟に対応することを前提に、多様な対策を複合的に講じることでシナジー効果が発揮できるとのことでした。講習会に参加されたみなさんは、こうした講師の話に食い入るように耳を傾けていました。

 

講演2では、『ツキノワグマと上手に付き合うには』の演題で、NPO法人 野鳥の会ふくしま 理事長 弦間一郎氏より講演を頂きました。

近年、全国的に出没するクマの対策や駆除については、ニュースや新聞で連日話題となっています。山地となる現場に足を運ばなくても、住宅街や繁華街、工場など、身近な場所で遭遇してしまう現在のクマ対策について、貴重な話題を提供して頂きました。

クマ対策として、①クマとの出会いを避ける、②クマのことを知る、③クマの出没情報に気をつける、④クマを誘引するものに気をつける、⑤クマに出会わないために、⑥クマに出会ったら、⑦クマに襲われたら、という7つの項目について丁寧に解説して頂きました。

中でも、深夜の山地における赤外線動画に映った、立木の皮を爪で剥がしている「クマ剥ぎ」の映像は衝撃的でした。人間が1対1で太打ちできるようなレベルではなく、その強靭な体格や性質は想像以上で、目を疑うような強烈な映像と講演内容でした。

 

閉会の挨拶では三本杉会長より、「講演1と講演2でそれぞれ習得した知識や対策を、受講されたみなさんが各社に持ち帰り、講習会に参加できなかった方々にも情報を共有して、明日からの業務内容に応じてそれぞれが実践していただきたい」との言葉がありました。

最後に、講習会に参加された方の中でCPD参加証明書を希望する方々には、区分・教育分野の【総合性】D:マネジメント関連分野において、CPD単位を2.0ポイント発行いたしました。

まだまだ暑い日が続きますが、今年の労働安全衛生講習会は、熱中症対策とクマ対策の充実した講話となりました。
それではみなさん、ご安全に…!

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