平成28年度福島県土木部初任技術者研修について

新規採用された土木建築系技術職員への地質調査に関する研修が行われ、今年も福島県地質調査業協会で地質調査に関する講義と実地に協力しました。

福島県土木部職員専門研修(初任技術者(前期))は、新規採用された土木建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的とし、毎年この時期に実施されています。(研修期間 8日間 必修)

今回の初任者研修は、開催時期が例年より10日ほど早く、講義と実地が2日に分けて行われました。

日  時 : 平成27年5月10日(火) 16:00~17:00 (講義)

平成27年5月11日(水) 13:00~17:00 (実地・講義)

会  場 : ふくしま市町村建設支援機構 (講義)

福島県立福島明成高校敷地内 (実地)

受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員

(土木[支援機構含む] 25名、建築・電気 4名、電気 1名 計30名)

研修内容

日 時

研 修 内 容

受講者

5/10

(火)

16:00

~17:00

講義(ふくしま市町村建設支援機構)・地質調査の概要・福島県の地質概要

土木

建築

5/11

(水)

13:30

~15:30

実地研修(福島県立福島明成高校敷地内)・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学

・ボーリング検尺の実習

・人肩運搬の体験(モンケン運び)

・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等)

・各種原位置試験の体験(サウンディング試験等)

16:00

~17:00

講義・質疑応答(ふくしま市町村建設支援機構)

今年も民間からの中途採用も含め多くの人材を採用していますが、昨年よりは少ない人数での研修(昨年43名)となり、女性の参加は一人でした。

当日は朝から天気が思わしくなく、天気予報では80%の確率で「大荒れの天気」が予想されており、激しい雨風のなかでの実地研修を覚悟していましたが、技術委員かそれとも研修生の行いが良かったのか、午後から奇跡的に雨が上がり、暑くもなく「ほどよい環境」で研修が行われました。 調査方法や機材の説明のほか、研修生に「人肩運搬」の厳しさやサウンディング試験等を体験してもらうなど、今年も無事研修を終えることが出来ました。

この研修で地質調査の現場状況や機材運搬等を肌で感じてもらい、より適正で有効な調査項目の計上や現場のスムーズな進行に繋がればと思います。講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、本当にお疲れ様でした。

01      技術委員 齋藤 公紀

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