平成29年度福島県土木部初任技術者研修の報告

技術委員 斎藤 公紀

 今年も、福島県に新規採用された土木建築系技術職員の研修の一環として、福島県地質調査業協会で地質調査に関する講義と実地に協力しました。

 福島県土木部職員専門研修(初任技術者(前期))は、新規採用された土木および建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的とし、毎年この時期に実施されています。(研修期間 8日間 必修)

日  時 : 平成29522() 11:0017:00

会  場 : ふくしま市町村建設支援機構 (講義)

      福島県立福島明成高校敷地内 (実地)

受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員

      (土木 25名、建築 5名 計30名)

研修内容

日 時

研 修 内 容

受講者

5/22

(月)

11:00

~12:00

講義(ふくしま市町村建設支援機構)

・地質調査の概要

・福島県の地質概要

土木

建築

13:30

~15:30

実地研修(福島県立福島明成高校敷地内)

・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学

・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学

・ボーリング検尺の実習

・人肩運搬の体験(モンケン運び)

・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等)

・各種原位置試験の体験(サウンディング試験等)

16:00

~17:00

講義・質疑応答(ふくしま市町村建設支援機構)

 

 今年も民間からの中途採用も含め多くの人材を採用していますが、昨年から研修の対象人数が30名程度とやや少なくなっています(一昨年は40名)。なお、女性の参加は二人でした。

 実地では、調査方法や機材の説明のほか、今回も63.5kgの「モンケン」を二人組でかついでもらい、「人肩運搬」の厳しさを体験してもらいました。今年も天気に恵まれ、研修を無事終えることが出来ました。 この研修で現場や各種試験を見学・体験し、現場状況や調査機材運搬の状況等を理解してもらうことにより、より適正で有効な調査項目の計上や現場のスムーズな進行に繋がればなと思います。

 講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、本当にお疲れ様でした。

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