第12回定時社員総会(第51回通常総会)を下記のとおり開催しました。
○日時:令和5年5月24日(水)午後4時~
○場所:福島市クーラクーリアンテ サンパレス
○議事:①令和4年度事業報告承認に関する件
②令和4年度収支会計報告及び監査報告承認に関する件
③報告事項:令和5年度事業計画並びに同予算に関する件
通常総会終了後は、代表者会議を開催、集合写真撮影の後、懇親会を執り行い、親睦を深めました。
技術委員 斎藤 公紀
福島県地質調査業協会では、福島県に新規採用された土木建築系技術職員の研修の一環として、毎年地質調査に関する講義と実地に協力しています。
この研修は、新規採用された土木建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的とし、年度初めのこの時期に実施されます(研修期間 7~8日間 必修)。コロナ禍のため、実施研修が見送られた時期もありましたが、今年も「ふくしま中町会館」および「ふくしま自治研修センター」にて、実施研修も含め、地質調査に関する研修が行われました。
日 時 : 令和 5年 5月 22日(月) 10:30~17:00
会 場 : [講義] ふくしま中町会館(ふくしま市町村建設支援機構)
[実地] ふくしま自治自治研修センター
受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員
(土木系職員20名、建築系職員1名 計21名)
研修内容
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時 間 |
研 修 内 容 |
受講者 |
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10:30~12:00 |
講義(ふくしま市町村建設支援機構)
・地質調査の概要 |
土木 ・ 建築 |
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13:00~13:30 |
講義(ふくしま市町村建設支援機構)
・福島県の地質概要 |
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13:30~17:00 |
実地研修(ふくしま自治研修センター敷地内)
・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学 ・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学 ・ボーリング検尺の実習 ・人肩運搬の体験(モンケン運び) ・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等) ・各種原位置試験の体験(サウンディング試験等) |
受講生は、民間からの中途採用も含め、最近は20名程度です。震災直後は50人を超えていましたから、そのころに比べると少なくなっていますね。
今年も、調査方法や機材の説明のほか、実地にて63.5kgの「モンケン」を二人組でかついでもらい、「人肩運搬」の大変さ・厳しさを体験してもらいました。ボーリングマシンの設置や機材運搬の状況等を実際に目で見て感じてもらうことにより、現地確認の重要性や設計変更への理解を深めてほしいと思います。
昨年度は雨模様のため、途中で「荒川運動公園(あづま橋下)」に会場を変えてのバタバタした状態の実地研修でしたが、今年度は本会場のみでなんとか終えることが出来ました(最後にちょっと雨がパラついてきましたが…)。ただ、移動がない分余裕が出来たものの、ちょっとダレた感じになってしまう時もあったので、もうちょっと気を付けて研修を進めていく必要があると思いました。
今年度も研修を無事終えることが出来ました。講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、応援に来てくれた方々、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
写真右から
講義に聴き入る研修生 (ふくしま市町村建設支援機構内)
調査ボーリングの説明を興味深く聞く研修生 (ふくしま自治研修センター敷地内)
人肩運搬の厳しさ(モンケン運び)を体験する研修生 (ふくしま自治研修センター敷地内)
孔内水平載荷試験の説明を興味深く聞く研修生 (ふくしま自治研修センター敷地内)
開催日時:令和5年3月10日(金) 午前11時30分~午後1時30分
開催主旨:東日本大震災を教訓にした災害時の対処計画
参 加 者:会長、副会長、阿部・三本杉理事、高橋監事、佐藤顧問
大坪災害時対策委員長 以上7名
○福島県沖で震度6強の強い地震が発生した想定で協会に対策本部を設置
・会員各社の社員の安否、地域の被害情報の収集
・災害協定に基づく派遣要請に対応できるよう人員の配置・派遣の手順確認
*東日本大震災がもたらした現実について記憶を持ち続けることの大切さ。災害への対処を怠らず、安全な社会を築いていくことの責務を改めて考える機会として防災訓練を実施しました。
また、訓練に先立ち、参加者全員が東日本大震災の犠牲者へ1分間の 黙祷を捧げました。
2023年1月26日(木)16:00から福島市クーラクーリアンテ サンパレスにて令和4年度委員会合同会議を開催しました。
会場参加型とZOOM参加型による3年ぶりのリアル開催を企画しました。ZOOM参加の方々におかれましては、音声不具合の発生等ご迷惑をお掛けしましたことお詫び申し上げますとともに、皆様の寛容と思いやりに感謝致します。
各委員会における問題・課題も含めて、今後の会の運営に活かしていきたいと思っておりますので、引き続きご支援・ご協力の程、宜しくお願い致します。
【次第】
○司会進行 総務委員会副委員長 青木 雄太郎
○開会あいさつ 副会長 林 英幸
○会長あいさつ 会 長 佐藤 正基
○議題
*委員会報告
・総務委員会 委員長 髙橋 和広
・技術委員会 委員長 小澤 義史
・災害時緊急対策・技術研修委員会 委員長 大坪 久人
□質疑応答
○閉会
17:30~ 懇親会 12名3テーブル
*注ぎ回りなし・マスク会食・パーテーション仕切りの徹底
○司会進行 総務委員 大平 郁男
○開会あいさつ 顧問 佐藤 宗弘
○乾杯 理事 新田 邦弘
○中締め 理事 三本杉 裕
・開催日:令和4年11月11日(金)15:00~17:00
・開催形式:ZoomによるWeb配信(スタジオ:新協地水(株)土瓜事務所)
1.研修会内容
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時間 |
次第・研修タイトル |
所属 |
氏名 |
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15:00~15:05(5分) |
主催者挨拶 |
地質調査業協会長 |
佐藤 正基 |
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15:05~15:35(30分) |
現場での創意・工夫 |
(株)日本技術ガイドセンター |
北原 賢 |
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15:35~16:05(30分) |
ボーリングコアの年代測定 |
(株)ダイエツ |
渡部 貴史 |
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16:05~16:15(10分) |
休憩 |
― |
― |
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16:15~16:45(30分) |
現場での創意・工夫 |
庄建技術株式会社 |
大槻 弘晃 |
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16:45~16:55(10分) |
総評 |
研修担当理事 |
三本杉 裕 |
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16:55~17:00(5分) |
連絡・閉会 |
技術研修委員会 |
大坪 久人 |
2.研修後記
2回目のZoom配信となった「第10回技術研修会」は、11月の業務多忙の中、約30名の聴講者に参加いただきました。
今回の研修会のテーマは「現場での創意・工夫」ということで、砂防堰堤における仮設方法であったり、ボーリングコアを用いた年代測定の実務例と現地調査の重要性,ドローンを用いた危険個所の抽出,カメラ機能付きGPSを用いた位置情報の入手事例等といった、興味深い講習内容となっていました。
また、建設DXの推進が求められている昨今、講師から「リスキリング(学び直し)」の大切さを聞くことが出来たのも良かったと考えます。
最後になりましたが、業務多忙の中、講師を担当していただきました3名の方々,会場を提供していただきました新協地水(株)様,並びに研修会に参加していただいた皆々様に、心より感謝申し上げます。
協会長 佐藤 正基 挨拶
研修担当理事 三本杉 裕 総評
Web配信(スタジオ)状況
講師による発表
1.はじめに
福島県土木部と当協会の意見交換会が令和4年10月21日(金)13:30~自治会館にて開催されました。
2.出席者
福島県土木部からは、諏江 勇企画技術担当次長、野地重和技術管理課長、星 丈男建設産業室長、白岩十三雄土木企画課主幹、浦部晶彦技術管理課主任主査、猪狩浩一同主任主査の6名がご出席されました。当協会側からは、佐藤正基会長、林部副会長、三本杉理事、新田理事、高橋総務委員長、小澤技術委員長、渡部・橋本・高橋の各技術委員、佐藤宗弘顧問の計10名が出席しました。
3.主な内容
当会技術委員会の小澤委員長が司会を担当し、佐藤正基会長、諏江次長による冒頭の挨拶と出席者の紹介の後、意見交換を行いました。当協会が提示した内容は下記のとおりです。
議題1 社会動向に関する項目
① コロナ禍における対応について
② 業務発注について
③ 履行期限の平準化について
議題2 積算・発注に関する項目
① 豪雪地帯における業務発注について
② 打合せ等「関係機関協議資料作成・関係機関打合せ協議」の費用計上について
議題3 業務履行に関する項目
① 業務評定の公表ついて
② 遠隔臨場について
③ 地質調査業務におけるICTについて
④ 老朽化した砂防堰堤における足場仮設の積算について
⑤ 地権者対応について
その他:情報提供
○当協会会員における国・県・市町村受注高について
○当協会会員における実態調査票について
意見交換会終了後、林副会長より謝辞を述べて頂き、閉会しました。
4.終わりに
今年度も次年度に引き続き、コロナ禍という状況にも関わらず当会との意見交換会を快く承諾され、開催当日まで、多大な準備と意見集約にご協力頂きました福島県土木部各位に厚く御礼申し上げます。
着実な連携・意思疎通をみることができ、充実した1日となりましたこと感謝申し上げます。
今後もこのような活動を通して情報の共有や品質の向上を図って行きたいと思います。
以上
令和4年10月吉日
第10回技術研修会の開催について
9月に予定しておりました第10回技術研修会は、コロナウイルスの感染が収束せず会場を確保してのリアル開催は困難と判断し、昨年に引き続き完全オンラインで実施することといたしますので、会員各社の積極的な参加をお待ちしております。
日程その他は、以下の通りです。
記
〈 開催要項 〉
開催日 : 令和4年11月11日(金) 15時00分~17時00分
会 場 : ZOOMによる完全オンラインによる実施
内 容 : 下記のとおり(表-1 研修内容・タイムスケジュールを参照)
参加料 : 無料
CPD : 1.5点
申込方法 : 参加ご希望の方は、こちらよりお願いします。
必要事項を入力して下さい。
申込期間 : 10月14日(金) ~ 11月 4日(金)まで
その他 : 受講者は各自で端末へのZOOMインストール等準備をお願いします。
開催日が近くなりましたら、参加URL及びミーティングパスワードをメールにて配布いたします。
以 上
◆第10回技術研修会◆
1.研修内容・タイムスケジュール
表-1 研修内容・タイムスケジュール
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時間 |
次第・研修タイトル |
会社名 |
担当名 |
| 15:00~15:05(5分) | 主催者あいさつ | 地質調査業協会長 |
佐藤 正基 |
| 15:05~15:35(30分) | 現場での創意・工夫(仮) | ㈱日本技術ガイドセンター |
北原 賢 |
| 15:35~16:05(30分) | ボーリングコアの年代測定 | ㈱ダイエツ |
渡部 貴史 |
| 16:05~16:15(10分) |
休憩 |
― |
― |
| 16:15~16:45(30分) | 現場での創意・工夫 | 庄建技術㈱ |
大槻 弘晃 |
| 16:45~16:55(10分) | 総評 | 研修担当理事 |
三本杉 裕 |
| 16:55~17:00(5分) | 確認事項・閉会 |
技術研修委員 |
2.質疑・意見
質疑・意見については,Zoomのチャット機能を使用して受け付けます。各講義が終了した時点で,Zoomを介して講師から回答してもらいます。
3.注意事項
〇 CPDを希望する方は、1人1台のPCまたはタブレット等の端末より申し込みください。
〇 運転中の受講など、安全が確保できない環境での聴講は禁止致します
〇 なるべく通信が安定する環境で受講して下さい
〇 受講中、マイクは常にミュート、ビデオは常にONで受講願います
〇 研修会後アンケートに返答がなかった場合、いかなる理由があってもCPD発行は致しません。
研修会終了後24時間以内にアンケートにお答えください。
令和4年度農林土木技術研修の報告
技術委員 遊佐 達也
昨年同様、農林事務所新任2年目の職員に工事監督員として必要な技術の習得を目的とした技術研修を行いました。 今年度は11名の受講者がおり、例年ですと2班としていたところ、3班に分かれ実技研修を行いました。 研修期間中は、幸いなことに2日間共に天気に恵まれ、順調に研修を終了することができました。
日 時:令和4年9月29日(木)~9月30日(金)
会 場:福島県農業総合センター(実験棟)
受講者:農林事務所職員(新任2年目および過年度未受講者)11名
研修内容
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令和4年9月29日(木)10:30~15:00 |
令和4年9月30日(金)10:30~15:00 |
| 講義:現場密度試験の概要(40分) | 講義:スウェーデン式サウンディング試験の概要(30分) |
| 実習:現場密度・含水比試験(150分) | 実習:スウェーデン式サウンディング試験(60分) |
| 整理:現場密度・含水比試験スウェーデン式サウンディング試験(90分) | |
| 講義東建土質測量設計(株):山口 峰男実習庄建技術(株):荒 龍之介・佐藤 篤
山北調査設計(株):遊佐 達也 東建土質測量設計(株):山口 峰男 |
講義・実習(株)三本杉ジオテック:齋藤 公紀実習庄建技術(株):荒 龍之介・佐藤 篤
山北調査設計(株):遊佐 達也 東建土質測量設計(株):山口 峰男 |
1日目は、現場密度試験と含水比試験、2日目はスウェーデン式サウンディング試験の実技講習を3班に分かれて行いました。全員が試験に参加し、実技講習時に感じた疑問点などへの質問も積極的に行っていただき、真剣に取り組む姿勢が感じられました。
現場密度試験の試験孔掘削に使用する掘削道具やスウェーデン式サウンディング試験で使用するパイプレンチなどの使用が不慣れで、道具の使用に関してはやや苦労していたように見受けられましたが、現場密度試験の方法やスウェーデン式サウンディング試験の載荷用おもりの重さ,回転貫入時の抵抗の大きさを実感していただけた研修となりました。


現場密度試験の講義,実習の様子


スウェーデン式サウンディング試験の講義,実習の様子

現場密度試験の含水比測定,試験データ取りまとめの様子
技術委員 斎藤 公紀
福島県地質調査業協会では、福島県に新規採用された土木建築系技術職員の研修の一環として、毎年地質調査に関する講義と実地に協力しています。
この研修は、新規採用された土木建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的(研修期間 7~8日間 必修)とし、年度初めのこの時期に実施されますが、コロナ禍のため実施研修は2年ぶりとなります。
今年は、「ふくしま中町会館」および「ふくしま自治研修センター・荒川運動公園(あづま橋下)」にて、地質調査に関する研修が行われました。
日 時 : 令和 4年 5月 23日(月) 11:00~17:00
会 場 : [講義] ふくしま中町会館(ふくしま市町村建設支援機構)
[実地] ふくしま自治自治研修センター、荒川運動公園(あづま橋下)
受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員
(土木系職員18名、建築系職員4名、支援機構4名 計26名)
研修内容
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時 間 |
研 修 内 容 |
受講者 |
|
11:00~12:00 |
講義(ふくしま市町村建設支援機構)・地質調査の概要 |
土木 ・ 建築 |
|
13:00~13:30 |
講義(ふくしま市町村建設支援機構)・福島県の地質概要 | |
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13:30~17:00 |
実地研修(ふくしま自治研修センター敷地内)・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学
・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学 ・ボーリング検尺の実習 ・人肩運搬の体験(モンケン運び) 実地研修(荒川運動公園(あづま橋下)敷地内) ・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等) |
この研修は不思議と雨に降られることが無かった(少なくてもここ10年は雨に降られていませんでした)のですが、今年は残念ながら雨模様でした。
天候が悪い場合でもボーリング作業や標準貫入試験を実際に見てほしいと思い、ボーリング作業は掘削が可能な「ふくしま自治研修センター」で行い、各種原位置試験の説明・実習は「荒川運動公園(あづま橋下)」で行うことにしました。
雨天時の対応への試験的な意味合いもありましたが、結果的には問題となるような雨は降らず、移動時間だけが余計にかかり、サウンディングの実体験をしてもらう時間が取れなくなってしまいました。やや残念な形になってしまいましたが、もう少し工夫すれば、雨天時でも有意義な研修を行うことが出来ると思います。
もっとも、現地でのボーリング作業や調査機材の説明のほか、今年も受講生に「モンケン」を二人組で持ってもらい、機材運搬の大変さ・厳しさを体験してもらうことが出来たので良しとしましょう。
ボーリングマシンの設置や機材運搬の状況等を理解してもらうことにより、現地確認の重要性や設計変更への理解を深めてほしいと思います。また、より適正で有効な調査項目の計上や現場のスムーズな進行に繋がればと思います。
講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、本当にお疲れ様でした。
また、ありがとうございました。
開催日時:令和4年3月11日(金) 午前11時30分~午後1時30分
開催主旨:東日本大震災を教訓にした災害時の対処計画
参 加 者:会長、副会長、阿部・三本杉・新田理事、高橋監事、佐藤顧問
大坪災害時対策委員長 以上8名
○福島県沖で震度6強の強い地震が発生した想定で協会に対策本部を設置
・会員各社の社員の安否、地域の被害情報の収集
・災害協定に基づく派遣要請に対応できるよう人員の配置・派遣の手順確認
〇東日本大震災がもたらした現実について記憶を持ち続けることの大切さ。
災害への対処を怠らず、安全な社会を築いていくことの責務を改めて考える機会として防災訓練を実施しました。
また、訓練に先立ち、参加者全員が東日本大震災の犠牲者へ1分間の黙祷を捧げました。