平成29年度 福島県土木部との意見交換会

                                                                                                                                                                                                                                                                                                     総務委員長 丹治 安則

1.はじめに

福島県土木部技術管理課と当協会の意見交換会が平成30119日(金)に福島県土木部総務課分室にて開催されました。

2.出席者

福島県土木部からは、技術管理課課長 鈴木伸夫様、土木企画課主幹 玉川善徳様、技術管理課主幹兼副課長 青木康夫様、主任主査 吉田和成様、主任主査 脇坂昌義様の5名がご出席されました。当協会側からは、佐藤会長、飯澤副会長、阿部理事、鈴木理事、畠技術顧問、浜名技術委員長、小澤・齋藤・星・熊谷・渡部の各技術委員、丹治の計12名が出席しました。

3.主な内容

小澤技術委員が司会を担当し、佐藤会長、鈴木課長による冒頭の挨拶と出席者の紹介の後、意見交換を行いました。意見交換では、当協会が提示した内容を中心に率直な討議がなされました。当協会が提示した内容は下記のとおりです。

議題1 社会資本整備に向けて

①公共事業の持続的・安定的な確保

②発注の平準化

③県民の期待に応える災害対応力

議題2 担い手確保への取り組み

①休日拡大に向けた環境整備と適正工期の確保

議題3 業務遂行上の問題点

①協議打合せについて

②共通仕様書と異なる独自様式の書類について

③CM関連業務にについて

④冬期間の流量観測、水位観測業務について

⑤検尺立ち会いについて

⑥個人情報取扱特記事項の内容について

意見交換会終了後、丹治安則総務委員長より過年度要望事項に対する御礼、飯澤副会長より謝辞を述べて頂き、閉会しました。

4.終わりに

 協会との意見交換会を快く承諾され、意見交換会当日まで、多大な準備と意見集約に御協力頂きました福島土木部各位に厚く御礼申し上げます。

 着実な連携・意思疎通をみることができ、充実した1日となりましたこと感謝申し上げます。

                                      以上

平成29年度 ボーリングマシン運転特別教育報告

技術委員長 浜名 和彦

 労働安全衛生規則に基づいて、2日間にわたる学科,実技講習を実施しました。

災害時緊急対策・技術研修委員会の佐藤正基理事の挨拶をはじめ、総務委員会による受付,㈱福島地下開発のマシンの協力を得て、無事終了することができました。

講師を務められた㈱扶桑工業様には、急な申し出にもかかわらず、講師依頼を快諾された上、本社静岡,東京支店,および東北支店より、総勢5名の講師を派遣して頂きました。

講義内容も充実しており、実技においては受講生全員がマシンを操作し、安全なボーリング作業を体感することが出来ました。

受講生については、受付開始と同時に全員が揃い、講習時間を早めに開始でき、また長時間にわたる講習を真剣に受けられた姿に、講習会を実施した意義を十分に感じることが出来ました。

 日 時:平成291115()1116()

 会 場:郡山東部勤労者センター

 受講者:30名(福島県地質調査業協会,福島県さく井技術協会加盟の各社より参加)

 研修会内容

 

時 間

講義内容

1日目

40 09301010

1章 ボーリングマシンに関する基礎知識

100 10101150

2章 ボーリングマシンの構造

40 11501230

3章 ボーリングマシンの運転及び点検・整備

30 12301300

昼 食

60 13001400

3章 ボーリングマシンの運転及び点検・整備

60 14001500

4章 ボーリングマシンに必要な力学と電気の知識

60 15001600

5章 ボーリングマシンによる施工

60 16001700

6章 関係法令

7章 災害事例

2日目

240 09301330

ボーリングマシンの運転(時間調整し、昼食)

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ボーリングマシン運転のための合図

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~福島県建設業産学官連携シンポジウムが開催~

去る平成2995日(火)午後130分~郡山市の日大工学部において、福島県主催により約180名参加のもと、福島県の建設業の振興を目的に産学官が一体となり、連携するためのシンポジウムが開催された。

 第一部では中村晋日大工学部土木工学科教授が「福島県の建設業が果たすべき役割と課題、その対策」と題して基調講演した。

 第二部では中村晋教授をコーディネーターとして、大河原聡県土木部長、小野利広県産連会長、小松由美福島学院大学長がパネリストとしてパネルディスカッションした。

 技術者の育成や技術の伝承に向けた産学官それぞれの役割について理解を深めた。

 

 【当協会参加者】(敬称略)

  協和ボーリング() 佐藤宗弘・中田嘉久・小澤義史・菅野裕紀

  日栄地質測量設計() 畠 良一

  庄建技術() 鈴木克久

  山北調査設計() 小沼千香四

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福島県総合防災訓練に参加

災害緊急委員長 小沼 千香四

1.日時

平成29年8月27日(日)

2.場所

福島県消防学校,陸上自衛隊福島駐屯地,福島県警察機動センター

3.訓練眺望者

佐藤 正基(理事),蓮沼 清史(副委員長),小沼 千香四(委員長)の3名

4.内容

平成29年度の福島県総合防災訓練が上記の場所で開催されたため,福島県地質調査業協会を代表して訓練内容を確認してきました。会場が3会場に分かれていたため,全体の訓練内容を見ることはできませんでした。その中で,私たちは測量設計業協会や下水道管工事業協会などがブースを設けている福島県消防学校の会場に出向きました。それらの内容を以下に記します。

・警察犬…………………被災時の人命救助を手助けする警察犬の訓練

・火災……………………家屋の屋根を対象に,初期消火の消火訓練

・災害時の備品…………ダイユーエイトは被災時に役立つコンロなどの備品展示

・管路内カメラ…………管工事協会が管路内を点検する自走式カメラの展示

・災害関連………………各種技術,品目のパネル展示

・情報……………………臨時災害放送局の展示

・お風呂…………………被災時を考慮した臨時のお風呂展示

・自衛隊…………………各種車両の展示

・炊き出し………………被災者に食事をふるまうための炊き出し

・地震……………………地震を体験するための車両展示

・生活支援………………水素エネルギー供給システム車の展示

・人工呼吸………………人体人形を用いた人工呼吸の実施体験

・仮設住宅………………被災者が生活するためのプレハブ紹介

・ボランティア…………ボランティア団体の参加

・自動車事故……………事故を受けた運転手の救出訓練

・消火訓練………小学生が対象となり初期消火の実地訓練

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福島県が優良表彰 当協会会員 調査部門 2社に栄誉

当協会受賞事業者・受賞技術者

【調査部門】

  ㈱福島地下開発 代表取締役 須藤明徳・阿南俊明(主任技術者)

  日栄地質測量設計㈱ 代表取締役社長 高橋 肇・兵藤正美(主任技術者)

 

福島県は89日(水)、平成29年度福島県優良土木・建築委託業務表彰式を福島市杉妻会館で開催し、当協会から佐藤会長が来賓として出席しました。

 福島県優良土木・建築委託業務表彰は、技術力の向上、品質確保、技術者の育成を目的として、平成27年度から実施されております。

表彰されました2社は専門技術力や品質管理能力、施工時への配慮等において特に優れていると評価されたものであり、他の模範となる業務であり、そのご努力に対し敬意と感謝を表します。

今回の表彰を機に、今後とも一層の技術の研鑽と創意工夫に努められますことを期待します。

 

平成29年度 労働安全衛生講習会 開催報告

平成29719日(水)福島市のエルティにおいて、(一社)福島県さく井技術協会との共催により開催し、両協会併せて36名が出席いたしました。

福島労働局 高橋貴大様、全健保協福島支部 保健師 福島仁美様による講話を実施し、災害事例に基づき、原因の分析・再発防止策を立て、その実践状況確認までのマネジメントが重要であることを確認しました。

今後も安全と健康を何よりも優先させ、作業時、危険・不安・疑問・不知がある場合、作業を中断して再確認や再指示を受けることで災害事故を未然に防止することが必要です。また、「安全第一」で作業を行うことが発注者に選ばれ続けるための品質の維持向上マネジメントに繋がることと思います。

 出席者全員が安全と健康への意識向上を新たにした一日となりました。講習会にご参加いただきました皆様、有り難うございました。

平成29年度労働安全衛生講習会次第

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開会のあいさつ (一社)福島県地質調査業協会

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労働災害の防止について

福島労働局労働基準部健康安全課

安全衛生係長 髙橋貴大 氏

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この夏を元気に乗り越えるために! 全国保険協会福島支部

保健師 福島仁美 氏

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閉会のあいさつ さく井技術協会理事 丹治安則

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『技術力を地域に還元』 ~産学官連携~ 福島メンテナンス技術者育成協議会(仮称)設立総会・幹事会 開催

 

日時:平成29711日(火)1400

場所:福島県建設センター

行政機関、地域建設業、建設コンサルタントと立場の違う技術者が「ふくしまME」を通じて同志になることができ、今後は有資格者の受け皿として、官民の垣根を越えたつながりが構築されていくものと思っております。また、土木構造物の維持管理の専門家として身につけた知識や技術力を地域社会に還元していかなければならいと考えます。

道路管理者は道路構造物の老朽化対策が進み、受注者は収益性を生む仕事につながっていく、その循環が将来的に不可欠であり、受発注者双方の考えを共有しながらヨコのつながりだけでなく、タテのつながりも強化していければと思っております。

 中央は会長の日本大学工学部中村教授

 左側は副会長の福島県土木部大河原部長

 右側は副会長の建産連小野会長

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平成29年度福島県土木部初任技術者研修の報告

技術委員 斎藤 公紀

 今年も、福島県に新規採用された土木建築系技術職員の研修の一環として、福島県地質調査業協会で地質調査に関する講義と実地に協力しました。

 福島県土木部職員専門研修(初任技術者(前期))は、新規採用された土木および建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的とし、毎年この時期に実施されています。(研修期間 8日間 必修)

日  時 : 平成29522() 11:0017:00

会  場 : ふくしま市町村建設支援機構 (講義)

      福島県立福島明成高校敷地内 (実地)

受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員

      (土木 25名、建築 5名 計30名)

研修内容

日 時

研 修 内 容

受講者

5/22

(月)

11:00

~12:00

講義(ふくしま市町村建設支援機構)

・地質調査の概要

・福島県の地質概要

土木

建築

13:30

~15:30

実地研修(福島県立福島明成高校敷地内)

・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学

・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学

・ボーリング検尺の実習

・人肩運搬の体験(モンケン運び)

・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等)

・各種原位置試験の体験(サウンディング試験等)

16:00

~17:00

講義・質疑応答(ふくしま市町村建設支援機構)

 

 今年も民間からの中途採用も含め多くの人材を採用していますが、昨年から研修の対象人数が30名程度とやや少なくなっています(一昨年は40名)。なお、女性の参加は二人でした。

 実地では、調査方法や機材の説明のほか、今回も63.5kgの「モンケン」を二人組でかついでもらい、「人肩運搬」の厳しさを体験してもらいました。今年も天気に恵まれ、研修を無事終えることが出来ました。 この研修で現場や各種試験を見学・体験し、現場状況や調査機材運搬の状況等を理解してもらうことにより、より適正で有効な調査項目の計上や現場のスムーズな進行に繋がればなと思います。

 講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、本当にお疲れ様でした。

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第6回定時社員総会(第45回通常総会)開催

平成29516日(火)午後430分より、福島市のウエディングエルティにおいて、協会会員全14社の出席のもと「第6回定時社員総会」を開催しました。 佐藤宗弘会長の挨拶の後、議事に入り、平成28年度の事業報告・決算報告、平成29年度事業計画・予算について審議し、いずれも満場一致で承認されました。 総会に引き続き同所において懇親会を開催し、会員相互の情報交換や懇親を深めました。

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平成28年度防災訓練を実施しました

防災訓練後記

災害対策理事  佐藤 正基

災害対策委員長 小沼 千香四

1.実施手順

(1)日時:平成29年3月10日(金)12:00~13:15

(2)想定被害

①県中地区において,マグニチュード7.0,震度6強の直下地震が発生し,甚大な被害をもたらした。

②福島県土木部より応援要請があり,各建設事務所と協議の上,被害状況の調査に協力する。

(3)訓練手順

12:00 担当役員の招集

・本部長(佐藤宗弘会長)が,応援本部(地質調査業協会事務局)に担当役員(飯澤久副会長,佐藤正基理事)を招集する。

12:30 担当役員による本部会議

・地区担当委員の派遣について協議

・小沼委員長より地区担当委員に連絡し,担当建設事務所(企画管理部長)との協議を要請する。

12:45 地区担当委員からの報告

・地区担当委員より協議の内容,結果について本部へ報告する。

13:15 終了

2.訓練後記

「東北大震災」から丸6年が経つ。直接地震を体験した我々でさえも,当時の凄まじさが記憶から薄くなり始めている。そんなことを背景に防災訓練を実施した。災害対策本部から各地区の担当者へ「各建設事務所からの応援要請」をメールで確認した結果,各委員からスムーズに連絡を受けた。大惨事が起きた場合は,各自の身を守ることが第一で,次に家族や会社の安否を確認する。道路や橋などのインフラも不測の事態を生じるおそれがあるため,それらを手助けすることが「地質調査業協会」の役目となる。協会員同士のつながりを深める防災訓練は,継続することに意義があると感じる。

以上