平成28年度防災訓練を実施しました

防災訓練後記

災害対策理事  佐藤 正基

災害対策委員長 小沼 千香四

1.実施手順

(1)日時:平成29年3月10日(金)12:00~13:15

(2)想定被害

①県中地区において,マグニチュード7.0,震度6強の直下地震が発生し,甚大な被害をもたらした。

②福島県土木部より応援要請があり,各建設事務所と協議の上,被害状況の調査に協力する。

(3)訓練手順

12:00 担当役員の招集

・本部長(佐藤宗弘会長)が,応援本部(地質調査業協会事務局)に担当役員(飯澤久副会長,佐藤正基理事)を招集する。

12:30 担当役員による本部会議

・地区担当委員の派遣について協議

・小沼委員長より地区担当委員に連絡し,担当建設事務所(企画管理部長)との協議を要請する。

12:45 地区担当委員からの報告

・地区担当委員より協議の内容,結果について本部へ報告する。

13:15 終了

2.訓練後記

「東北大震災」から丸6年が経つ。直接地震を体験した我々でさえも,当時の凄まじさが記憶から薄くなり始めている。そんなことを背景に防災訓練を実施した。災害対策本部から各地区の担当者へ「各建設事務所からの応援要請」をメールで確認した結果,各委員からスムーズに連絡を受けた。大惨事が起きた場合は,各自の身を守ることが第一で,次に家族や会社の安否を確認する。道路や橋などのインフラも不測の事態を生じるおそれがあるため,それらを手助けすることが「地質調査業協会」の役目となる。協会員同士のつながりを深める防災訓練は,継続することに意義があると感じる。

以上

第4回技術研修会を開催

 

平成28年度 第4回技術研修会後記

作成者:庄建技術株式会社 佐藤 豊

 

・開催日:平成28年9月30日(金)13:30~16:10

 

・開催場所:ユラックス熱海 第4会議室

 

一般社団法人 福島県地質調査業協会主催による第4回技術研修会は、滞りなく完了することができました。これも皆様方のご協力の賜物と思います。

 

1.研修会内容

 

時 間

研修タイトル

所属名

講師名

13:30~13:35

主催者あいさつ

地質調査業協会副会長

飯澤   久 様

13:35~14:20

「生態系で何がわかるの?」

(株)郡山測量設計社

小松   款 様

14:20~15:05

「思い通りにいかなかった地すべりに学ぶ」

地質基礎工業(株)

新田   邦弘 様

15:05~15:15

休 憩

15:15~16:00

「過去の経験を教訓として」

協和ボーリング(株)

中田   嘉久 様

16:00~16:10

総 評

新協地水(株)

谷藤   允彦 様

 

 

2.研修後記

 

今年で4回目となる技術研修会、各社から約34名もの聴講者に出席していただきました。

今回は、協会外部からの講師を招聘した初めての研修会であり、専門分野外の知識や知見を聞くことができた貴重な会になったと思います。

 

研修内容も、生態系や植生状況等からその場所の特性を知ることができるといったものから、講師自身の実務経験からの反省点や失敗例,海上ボーリング等の頻度の少ない調査事例といった、普段なかなか聞くことができない興味深いテーマとなっていて、私を含め聴講した研修生の方々も、非常に参考になったのではと考えます。

 

また、恒例となっている小沼委員長の名司会ぶりも健在でした。来年はどんなエンターテインメントを見せてくれるのでしょうか? 小沼委員長の手腕に期待しています(笑)。

 

最後になりましたが、業務多忙の中、講師を担当していただきました3名の講師の方々,ならびに研修会に参加していただいた皆様に、心から感謝の意を払いたいと思います。ありがとうございました。

 

以上

 

平成28年度福島県農林土木技術研修報告

昨年と同様、1日目に現場密度試験,2日目にスウェーデン式サウンディング試験の実技講習を行いました。

受講者が23名であったため、4班編成での実技講習を行いましたが、全員が積極的に参加し、真剣に取り組んでいました。

本研修にあたり、各新旧技術委員の協力のもと、無事終了することが出来ました。

本当にありがとうございました。

日 時:平成28年9月14日(水)~9月15日(木)

会 場:農業総合センター農業土木実験棟

受講者:農林事務所の新人(昨年度~本年度採用) 計23名

研修会内容

9月14日(水) 9月15日(木)
講義:現場密度試験の概要(30分) 講義:スウェーデン式サウンディング試験の概要
実習:現場密度試験の検定(50分) 実習:サウンディング(60分)
実習:現場密度試験(150分) 演習:現場密度・サウンディング(90分)
講義:実習担当   東建土質:稲村幸三実習担当      東建土質:安藤 誠

山北調査設計:星 郁夫

庄建技術:佐藤 豊

浜名和彦

講義・実習担当 三本杉ジオテック:斎藤公紀実習担当     東建土質:稲村幸三

山北調査設計:星 郁夫

庄建技術:佐藤 豊

浜名和彦

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平成28年度 講演会

平成28年度法令遵守等講演会

平成28年9月15日(木) 福島市の杉妻会館において、当協会主催による「平成28年度 福島県地質調査業協会講演会」を開催し、会員企業14社から30名の参加がありました。

演題は、公正取引委員会 事務総局 東北事務所 総務課総務係長 大原照雄氏による「独占禁止法の遵守について」

福島県労働基準監督署 第一方面主任監督官 小野 寧康氏の「労働管理について」と題して2講演行われました。

独占禁止法の遵守については、独占禁止法の禁止規定 ・3件の事例紹介 ・独占禁止法の実効性を確保する方策(3つのK)について講演いただきました。

労働管理については、労働時間のルール、ストレスチェック制度、賃金額のトラブル等について、講演いただきました。

講演会終了後、質疑応答を行い、参加者からの質問にも快くお答えいただき有意義な講演会となりました。

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 福島県が優良表彰  当協会会員5社に栄誉

優良委託業務に779件から20社厳選 地域発展へ寄与

○当協会受賞事業者・受賞技術者

【調査部門】  ㈱新和調査設計   代表取締役 飯澤  久・永森 伸一(主任技術者)

㈱ダイエツ     代表取締役 大塚 修一・齋藤 利津(主任技術者)

地質基礎工業㈱   代表取締役 平山 清重・矢内  剛(主任技術者)

庄建技術㈱     代表取締役社長 鈴木 克久・高橋 正則(主任技術者)

【土木設計部門】日栄地質測量設計㈱ 代表取締役社長 高橋  肇・古川 秀和(管理技術者)

福島県は8月8日(月)、平成28年度福島県優良土木・建築委託業務表彰式を福島市杉妻会館で開催し、当協会から佐藤会長が来賓として出席しました。

技術力の向上、品質確保、技術者の育成を目的として、福島県土木部が実施する委託業務のうち、業務成績が特に優れ、他の模範となる事業者及び技術者を表彰するもので平成27年度から実施され、式には今回の対象となった優良委託業務の施工者代表や技術者などが出席、互いの功績を称え合うとともに、一層の技術研鑽に努めることなどをあらためて誓いました。

㈱ダイエツ 大塚修一代表「受賞、大きな励みに」

式では福島県知事の式辞(大河原聡土木部長代読)に始まり、室井土木部技監より審査経過報告の後、大河原部長より受賞者一人ひとりに賞状・楯が手渡しされました。その後、(一社)福島県建設産業団体連合会小野利廣会長が来賓を代表して挨拶を行い、「川上に位置する測量・調査・設計業務は多岐に亘る重要な分野であり、経済的効率・生活基盤づくりの一助を担っており、今後とも公共工事の品質確保、調査・設計技術の向上に努められ、地域の発展にご尽力を頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。」とお祝いの言葉を述べられました。続いて、受賞者を代表し、㈱ダイエツの大塚修一代表取締役が謝辞を奉読。「今回の表彰は、公共事業に携わる我々にとって大きな励みとなるもの」と喜ぶ一方、受賞に驕ることなく福島の復興並びに社会資本整備に尽力するとともに安全・高品質な業務に向けて今後も努力していく決意を示しました。

表彰式終了後、来賓、受賞者が福島県土木部幹部職員を囲んで記念写真に収まり、式典が終了しました。

建設関連業界は、地域の雇用を支えながら、住宅や社会資本の整備を通じて、経済社会の発展並びに住民の福祉向上に寄与してきましたが東日本大震災以来、新しい防災や減災を考えた災害に強い日本を創る必要があります。そのためには地域の危機管理産業として経営力の強化を図り、地域防災力の向上の為、各種協定の締結や技術力の強化に取り組んできております。我々地質調査業界としても本日の会員表彰を励みとして一層努力して参る所存です。

集合写真

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平成28年度第5回定時社員総会を開催

去る5月17日(火)午後4時30分より福島市野田町ウェディングエルティにおいて、

第5回定時社員総会(第44回通常総会)を開催しました。前年度の事業報告及び決算報告が満場一致で承認され、今年度の事業計画及び予算案についても同じく承認されました。

また、今年度は役員改選の時期になっており、理事・監事をそれぞれ選任して午後5時25分閉会しました。その後、別な部屋に移動して懇親会を行い、和やかな時間を過ごしつつ協会の一致団結を再確認しました。

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平成28年度福島県土木部初任技術者研修について

新規採用された土木建築系技術職員への地質調査に関する研修が行われ、今年も福島県地質調査業協会で地質調査に関する講義と実地に協力しました。

福島県土木部職員専門研修(初任技術者(前期))は、新規採用された土木建築系技術職員に対し、事業の執行に必要な関連法規や実務への専門知識の習得を目的とし、毎年この時期に実施されています。(研修期間 8日間 必修)

今回の初任者研修は、開催時期が例年より10日ほど早く、講義と実地が2日に分けて行われました。

日  時 : 平成27年5月10日(火) 16:00~17:00 (講義)

平成27年5月11日(水) 13:00~17:00 (実地・講義)

会  場 : ふくしま市町村建設支援機構 (講義)

福島県立福島明成高校敷地内 (実地)

受 講 者 : 本年度採用の土木・建築系技術職員

(土木[支援機構含む] 25名、建築・電気 4名、電気 1名 計30名)

研修内容

日 時

研 修 内 容

受講者

5/10

(火)

16:00

~17:00

講義(ふくしま市町村建設支援機構)・地質調査の概要・福島県の地質概要

土木

建築

5/11

(水)

13:30

~15:30

実地研修(福島県立福島明成高校敷地内)・ボーリング機材、各種ビット、ボーリングコアの見学・ボーリング掘削、標準貫入試験の見学

・ボーリング検尺の実習

・人肩運搬の体験(モンケン運び)

・各種原位置試験の見学(孔内試験、サウンディング試験等)

・各種原位置試験の体験(サウンディング試験等)

16:00

~17:00

講義・質疑応答(ふくしま市町村建設支援機構)

今年も民間からの中途採用も含め多くの人材を採用していますが、昨年よりは少ない人数での研修(昨年43名)となり、女性の参加は一人でした。

当日は朝から天気が思わしくなく、天気予報では80%の確率で「大荒れの天気」が予想されており、激しい雨風のなかでの実地研修を覚悟していましたが、技術委員かそれとも研修生の行いが良かったのか、午後から奇跡的に雨が上がり、暑くもなく「ほどよい環境」で研修が行われました。 調査方法や機材の説明のほか、研修生に「人肩運搬」の厳しさやサウンディング試験等を体験してもらうなど、今年も無事研修を終えることが出来ました。

この研修で地質調査の現場状況や機材運搬等を肌で感じてもらい、より適正で有効な調査項目の計上や現場のスムーズな進行に繋がればと思います。講師の方、作業や機材の準備・説明に携わってくれた方、本当にお疲れ様でした。

01      技術委員 齋藤 公紀

02

 

 

防災訓練後記

防災訓練後記

平成28年3月11日(金)

災害対策委員長 小沼 千香四

・実施年月日:平成28年3月11日(金)

・実施場所:(一社)福島県地質調査業協会事務所

・実施時間:12:30~13:30

・参加者:佐藤宗弘会長,飯澤 久副会長,佐藤正基理事,阿部好則理事,畠良一理事

平山清重理事,櫻井弘子事務局,小沼 千香四 合計8名

・想定被害・事態

①県中地区にてマグニチュード7.0,深度6の直下地震が起き,大きな被害が発生した模様。

②福島県土木部より応援要請があり,各建設事務所と協議の上,被害状況の確認に協力する。

・各災害対策委員:白河地区担当:北原 賢(㈱日本技術ガイドセンター)

福島地区担当:蓮沼 清史(協和ボーリング㈱)

いわき地区担当:増子 裕一(フタバコンサルタント㈱)

会津地区担当:佐藤 豊(庄建技術㈱)

相双地区担当:浜名 和彦(庄建技術㈱)

郡山地区担当:小沼 千香四(山北調査設計㈱)

・訓練体制:小沼委員長より各地区担当委員に連絡し,各担当建設事務所の企画管理部長と協議を行い,応援要請があった場合,チームを編成し応援に当たる。

・訓練結果:各担当委員より13:00頃に「現在の時点では応援の必要はない」との連絡を受けた。

・連絡方法:携帯電話を使用してのメール

・改善点:

白河地区,福島地区,会津地区,相双地区,郡山地区の5地区からは,すみやかに協議結果を受けたが,いわき地区からはなかなか連絡が来なかった。そのため,電話にて担当委員に確認をとった結果,「現在の時点での応援の要請は必要ない」との連絡を受けた。

このような訓練結果を受け,本人が非常事態に巻き込まれていることも否めないため,各地区担当を2名より編成することを改善点として取り上げた。人選については今後の検討を重ねる余地があるが,今のところ,以下に示すような案を提示する。

・白河地区担当:新協地水㈱の技術者1名

・福島地区担当:㈱三本杉ジオテックの技術者1名

・会津地区担当:㈱ダイエツの技術者1名

・相双地区担当:庄建技術㈱の技術者1名

・郡山地区担当:㈱新和調査設計の技術者1名

・御礼

最後となりましたが,防災訓練にご協力していただきましたみなさまへ,「忙しい年度末にも関わらず誠にありがとうございました。」

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災害応援協定ネットワーク会議

 

 ~災害応援協定ネットワーク会議~

平成28年2月18日(木)、杉妻会館において災害応援協定ネットワーク会議が開催されました。

本会議は今回が初めての開催となりました。

会議の開催にあたり、はじめに、福島県危機管理部 樵隆男部長から「これまで220団体(別紙参照)と災害応援協定を締結、災害時に円滑な協力や体制構築が図られるよう、県と協定団体の顔の見える関係づくりの場として開催。一層の連携強化を図り、防災力の高い県土づくりを目指していきたい。今後とも御協力をお願いしたい。」と挨拶がありました。

内容については下記のとおり。

《内容》

第1部

(1)福島県の災害の特徴について   福島地方気象台 尾山 哲夫 気象情報官

■近年の気象と災害■地球温暖化の実態■災害から身を守るために

(2)事例発表

ア 「トラック輸送は生活(くらし)と経済のライフライン」

(公財)福島県トラック協会 山田幸雄事務局長

イ 「災害活動状況について」

(株)ダイユーエイト 斉川 秀弘総務課長

第2部 情報交換会(防災カフェ)

(1)各部門情報交換

(2)部門以外の情報交換

(3)その他

福島県庁各部局(危機管理部、生活環境部、保健福祉部、商工労働部、農林水産部、土木部)の担当者や協定締結団体同士で顔合わせ、名刺交換、意見交換を行いました。

東日本大震災による被害状況等を耳にすると、災害に対応できる相互支援体制の重要性を実感しており、締結している災害時応援協定が非常時に本当に機能する体制づくりが必要となります。今後、災害時だけでなく、県内の各市町   村が連携して様々なことに協力できる体制になっていくことが期待されます。

当会においても、情報の共有化・情報連携の強化を図って参りたいと思いますので、会員各位の御支援・御協力の程、宜しくお願い致します。

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福島県土木部との意見交換会

平成27年度 福島県土木部技術管理課との意見交換会

                                                                                                                                  総務委員長 丹治安則

1.           はじめに

福島県土木部技術管理課と当協会の意見交換会が平成28年2月16日(火)13:30~15:30に福島県土木総務課分室にて開催されました。

2. 出席者

福島県土木部からは、技術管理課課長 安田博道様、主幹兼副課長 鈴木秀人様、主任主査 安齋正人様、副主査 齋藤太一様の4名がご出席されました。 当協会側からは、佐藤会長、飯澤副会長、阿部理事、畠理事、浜名技術委員長、小 澤・斎藤・星・矢内の各技術委員、丹治の計10名が出席しました。

3.主な内容

小澤技術委員が司会を担当し、佐藤会長、安田課長による冒頭の挨拶と出席者の紹介の後、意見交換を行いました。意見交換では、当協会が提示した内容を中心に率直な討議がなされました。当協会の提示した内容は下記のとおりです。

 議題1 地質調査業協会の現状と課題について

①     公共事業費予算の安定的・継続的な増額確保と人材確保・育成について

②     品確法など改正趣旨の具現化による地域地質調査業の活性化ついて

③     担い手(若年労働者)の確保・育成に対する評価及び支援について

④     電子入札・電子閲覧の拡大について

⑤     通常分の公共事業費の削減方針について

議題2 積算に関する問題点・要望

① 除雪費について

② CBR試料採取のアスファルト復旧費用について

議題3 業務に関する問題点・要望・質問等

①     立ち会い検尺に関すること

②    原位置試験の別孔掘削費の変更対応に関すること

議題4 その他

①    共通仕様書の改訂について

②    書類の簡素化について

③    業務評価点・業務表彰制度について

④    地盤情報データベース化、みちのくGIDASに関すること

意見交換会終了後、飯澤副会長より謝辞を述べて頂き、閉会しました。

4.終わりに

当協会との意見交換会を快く承諾され、意見交換会当日までに多大な準備と意見集約にご協力を頂きました福島県土木部の関係各位に厚く御礼申し上げます。     以上

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